【会長座談会 第2弾】「イケてる大人」を増やしたい! KJC小黒会長と語る、青年会のこれから

【会長座談会 第2弾】「イケてる大人」を増やしたい! KJC小黒会長と語る、青年会のこれから

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「イケてる大人」を増やしたい。仲間と学び、地域とつながる、KJCのこれから。

東京青年印刷人協議会(東青協)の飯島議長が、各青年会の会長と語り合う「会長座談会」。第2弾のゲストは、江北支部青年会(KJC)の小黒友也会長です。

複数の地区が一つになったKJC。再編によって生まれた新しい組織を、どのような青年会に育てていくのか。

「イケてる大人を増やしたい」という小黒会長のユニークなビジョンから、地域とのつながり、青年会で得られる学び、そして東青協50周年への思いまで。お二人に、ざっくばらんに語っていただきました。

対談:東青協・飯島議長/江北支部青年会(KJC)・小黒友也会長
取材日:2026年11月4日
※発言は趣旨を損なわない範囲で、読みやすく編集しています。所属・活動内容は取材時点のものです。

飯島康弘議長

飯島 康弘いいじま やすひろ

東京青年印刷人協議会 議長
全国青年印刷人協議会 東京ブロック担当副議長
美鈴印刷紙工株式会社 代表取締役

城東支部 城東印刷青年会。趣味はスポーツ観戦とドライブ。座右の銘は「継続は力なり 塵も積もれば山となる」。

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小黒友也会長

小黒 友也おぐろ ともや

江北支部青年会(KJC)会長
株式会社小黒商店 常務取締役

創業50年の古紙回収・産業廃棄物の会社で、不用品の買取にも取り組む。趣味はゴルフ、麻雀、子供。座右の銘は「人間尊重」。

向かい合って話す小黒会長と飯島議長

「イケてるおじさん」が多いKJC。もっとイケてる会にしたい!

飯島議長

まずはKJCについて教えてください。再編を経て新しい体制になりましたが、現在はどのくらいの会員がいらっしゃるんですか?

小黒会長

現在は28名ほどです。例会には10名程度が参加しています。20代や40代、60歳を超える方まで、年齢層はかなり幅広いですね。

飯島議長

KJCには村井元議長、小河原直前議長、そして東青協50周年の渡邊実行委員長もいらっしゃいますよね。なかなかの顔ぶれですが、プレッシャーはありませんか?

小黒会長

プレッシャーは感じますね。歴代議長が2人いらっしゃいますから。

額に手を当てる小黒会長
「プレッシャーは感じますね」
話を聞く小黒会長
江北支部青年会(KJC)の小黒友也会長。

飯島議長

今期の活動では、どんなことを大切にされているのでしょうか。

小黒会長

テーマは「人間力を高めること」です。

経営の知識や専門的な勉強は東青協本部でもできますから、KJCでは少し違う角度から取り組みたいと思っています。

例えばコミュニケーション能力や雑談力。営業でも、ちょっとした雑学や会話の引き出しが役立つことってありますよね。そうした知識の幅を広げ、人としての魅力を高める機会をつくりたいんです。

それと、僕の個人的なビジョンなんですけど、「イケてるおじさんになって、楽しいことを子どもたちに伝えたい」というのがあるんです。

KJCには、もともとイケてる大人が多いと思っているんですよ。だから、今いるメンバーがさらにイケてる大人になれるような、そんな2年間にしたいですね。

身ぶりを交えて話す飯島議長

セミナーで学んだことが、翌日の服装を変える?

飯島議長

私も先日のKJCのセミナーに参加させていただきましたが、早速影響を受けていますよ。

服装の選び方ですね。翌日から「今日はこのシャツだから、こっちの柄かな」と考えるようになりました。ちょっとしたことですけど、学んだことが日常に残っているんです。

青年会の企画って、いい内容を用意することも大切ですけど、まず人に来てもらわないと始まらない。そして、参加した人が何か一つでも持ち帰って、翌日からの生活や仕事に生かしてもらえたら、それが一番いいですよね。

小黒会長

そうですね。今後はオブザーバーにも参加していただいて、KJCの活動を知ってもらいたいと思っています。親会に相談が必要な部分もありますが、まずは来ていただいて、入会したいという方がいれば、会の盛り上がりにつなげていきたいです。

「大丈夫だよ」と言ってもらった自分が、今は言う側に

小黒会長

飯島議長は青年会活動を長く続けていらっしゃいますよね。KJCと東青協、それぞれの活動の色をはっきりさせたいと考えているのですが、これまでご自身の青年会で特に印象に残っている活動はありますか?

手を広げて語る飯島議長
手を差し出して語る飯島議長

飯島議長

いくつかありますけど、一つは江東区民まつりですね。

青年会で毎年参加している地域のお祭りなんですが、初めて実行委員長を任されたときは、本当に右も左も分からなくて。先輩方は「大丈夫だよ」と言ってくださるんですけど、準備も当日も、無事に終えられるかどうか不安でした。

でも、いざ終わってみると、あっという間の2日間だったんです。今では自分が後輩に「大丈夫だよ」と言う側になりました。

それから、青年会の周年事業も印象深いです。GINZA SIXで開催した周年事業では、私はコンテンツを担当していたんですが、なぜか乾杯の挨拶まで任されまして。大勢の先輩方を前に、原稿をほぼ棒読みで乾杯したのを覚えています。

こうした経験もそうですし、会員同士で旅行に行くことも大切だと思っています。普段の例会とは違う環境で一緒に過ごすと、ぐっと距離が縮まるんですよね。

テーブルをはさんで話す小黒会長と飯島議長

3つの地区が一つになった。だからこそ、できることがある

小黒会長

今、KJCで考えていることがあるんです。

再編によって3つの地区が一つになったわけですが、せっかくなら、それぞれの地域の会員が一緒に取り組めるイベントをつくれないかなと。以前から各地区で行っていた地域活動もありますし、地域に対して何かできないかと考えています。

話す小黒会長
手を広げて話す小黒会長

飯島議長

私が思うのは、まず今ある地域とのつながりを生かすことです。

再編したからといって、それまでの地域との関係がなくなるわけではありませんよね。すでに地域のお祭りやイベントに関わっている会員がいるなら、まずはそこに別の地区のメンバーも参加してみる。ゼロから新しいことを始めるより、取り組みやすいと思います。

地域と印刷会社のつながりは、新しい仕事やサービスにつながる可能性もあります。

もちろん、普段活動していない地区の会員にとっては、最初は少し腰が重いかもしれません。だからこそ、会長が「みんなでやろうよ」と声をかけたり、参加する楽しみを用意したりすることも大切ですね。

私たちも地域のお祭りの売上の一部を懇親会に充てたことがありました。休日を返上して参加してくれる仲間への、ちょっとした恩返しです。

小黒会長の横顔
……。

青年会は、経営者として成長する場所でもある

話題は、青年会活動が仕事や私生活にもたらす変化へ。

小黒会長

僕にとっては、もう一度学生をやっているような感覚なんです。もちろん、いい意味で。

学生時代はそこまで勉強熱心だったわけではないんですけど、今は仲間と一緒に学ぶことが楽しいんです。学んだことを自分なりに考えて、仲間と話して、共有する。そういう時間が、仕事にも私生活にも役立っています。

それに、印刷業界には二代目、三代目の経営者が多いですよね。創業した経営者とはまた違う悩みもあって、同じような立場の人と話せることが、自分の助けになっています。

笑顔で話す飯島議長

飯島議長

本当にそうですね。会社の規模も違えば、仕事内容も違う。でも、経営や従業員のこと、お金のことなど、共通する悩みはたくさんある。

何気ない雑談や、時には愚痴の中から、「うちはこうしているよ」という答えが見つかることもあります。

私自身、組合活動を通じて学んだことはたくさんあります。例えば、昔はスーツにネクタイという服装ばかりでしたけど、今は周囲の格好いい先輩方を見習って、少し肩の力を抜くようになりました。

それから、仕事も家庭も組合活動も、いろいろなことを同時に進める力は、組合活動で鍛えられたと思っています。妻が同じように評価してくれるかは分かりませんけどね。

座談会の様子

印刷業だけにとどまらない、新しい挑戦を

小黒会長

僕が東青協に期待しているのは、やっぱりコミュニケーションなんです。

もちろん印刷業の発展は大切です。でも、それだけではなく、経営者として成長できる場所であってほしい。例えば、印刷以外の事業を仲間と一緒に立ち上げることがあっても面白いと思うんです。

語る小黒会長
小黒会長の話を聞く飯島議長

飯島議長

いきなり共同事業という形でもいいですし、その前に、一緒に何かをやれる仲間を見つけることも大切だと思います。

イベントを一緒に企画したり、意見を交換したり、時にはアドバイスをもらったり。そういう積み重ねの中から、新しい仕事が生まれるかもしれません。青年会や東青協には、そういうきっかけがたくさんあります。

私自身、同年代の仲間を見て「ここは見習いたいな」と思うこともあれば、「負けていられないな」と刺激を受けることもあります。それを社業の力に変えていけるといいですよね。

せっかく時間を使って組合活動をしているんですから、いい意味で組合をもっと活用してほしいんです。学んだことを自社に持ち帰る。新しいつながりを仕事に生かす。そうやって、青年会活動が自分自身にも会社にもプラスになるといいですよね。

「印刷道」の書の前で握手する小黒会長と飯島議長

東青協50周年。その先の100周年へ

座談会の最後は、東青協50周年への思いについて。

小黒会長

正直なところ、50周年については、まだ具体的にイメージできていない部分もあります。

ただ、東青協という場は、これから60周年、70周年、そして100周年へと続いていくべき場所だと思っています。50周年は一つの大きな区切りですけど、その先につながる、盛大な節目になればいいですね。

飯島議長

私は、議長を引き受けると決めたとき、まさか50周年の式典があるとは知りませんでした。でも、これも何かの縁だと思っています。

私は第23代議長ですが、50周年という節目を現役議長として迎えられるのは、特別なことだと感じています。

これまで東青協をつないでくださった先輩方への感謝はもちろんですが、今の会員や、これから役員、さらには議長になるかもしれない人たちにも、東青協の歴史や魅力を知ってもらいたいんです。

当日初めて顔を合わせる先輩もいるでしょうし、「この方も東青協で活躍されていたんだ」と知る機会にもなると思います。そこから新しい関係が生まれたり、仕事につながったり、何かに挑戦するきっかけになったり。

何より、参加してくださった皆さんに「来てよかったな」と思ってもらえる会にしたいですね。振り返ったときにも「楽しかった」と思ってもらえて、仕事や自分自身の成長につながるきっかけになればうれしいです。

小黒会長の肩に手を置く、黄色い帽子の飯島議長
小黒会長の肩に手を置く飯島議長

編集後記|青年会の魅力は、人とのつながりにある

「イケてる大人を増やしたい」

小黒会長の言葉には、青年会活動の魅力が詰まっているように感じました。学ぶこと、挑戦すること、仲間と語り合うこと。そして、その経験を仕事や家庭、地域へと持ち帰ること。

組織の再編によって、これまでとは違う地域の仲間が一つになったKJC。その新しいつながりから、どんな活動が生まれるのでしょうか。飯島議長が語った「まずは今あるつながりを生かす」という考え方も、これからの青年会活動にとって大切なヒントになりそうです。

50周年という大きな節目を迎える東青協。その先の60周年、70周年、100周年に向けて、今の私たちがどんなつながりをつくり、何を次の世代へ残していけるのか。そんなことを考えさせられる座談会となりました。

取材のひとコマ

写真を押すと大きく見られます。


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東京青年印刷人協議会2026-2027期 議長 飯島 康弘

東京都内8つの支部の青年会が集まった会です。
東京青年印刷人協議会(東青協)/東京都印刷工業組合